~冬の間にやってみよう編~
◆心強い小児科のかかりつけ医をみつける!
すでにかかりつけの小児科医のいる方もいらっしゃると思いますが、最近は小児科の医院が減っていることもあり、小児科探しをしている真っ最中の方も少なくないようです。
お母さんからの免疫が切れてくる生後6か月過ぎくらいから、赤ちゃんは鼻水ぐじゅぐじゅ、お熱も出やすくなったり、なんだかしょっちゅう風邪気味で・・・なんていうことが多くなってくるかもしれません。
予防接種のスケジュールも立てながら、赤ちゃんの全身の健康について相談したり、診てくれたりするかかりつけの小児科医がいれば心強いですよね。
加えて、看護師さんや受付の方もやさしかったり、頼もしかったりすれば、お子さんの具合が悪いときの不安が少しは軽くなるかもしれません。
小児科医で出会う他のママさんが心の友になったり、近所の情報交換ができて、地域でどっしり生活の根を生やしていくときのエネルギーになったり・・・嬉しいこともありそうです。
お子さんの具合が悪くなった時ではなく、元気でいろいろとで歩けるときに「いざという時の小児科医探し」をしておくと良いでしょう。
☆小児科医などの情報がないわ・・・と言う場合
地域の保健センターや子育て支援センターに問い合わせるとアドバイスをもらえることもあります。出産した産婦人科に聞いてみるのも良いかもしれませんね。
☆心強い小児科医探しに加えて「予防接種計画」も相談してみましょう。
風邪やインフルエンザに気を付けながらのお話が聞けて参考になると思います。
◆冬の行事を楽しむ!
冬はわくわくするイベントや日本らしい行事が目白押しです。クリスマス、お正月、節分、桃の節句・・・これらにお子さん本人やご家族のお誕生日があったら、ワクワク続きですね。
冬は室内でじっくり、ゆったり過ごすことがしやすいので、季節の節目や文化を感じられる行事をじっくり知り、ゆったり楽しむことにぴったりかもしれません。
お子さんの年齢が小さいと、クリスマスのケーキもお正月のおせち料理も食べることはできないかもしれません。それでもなんとなくお買い物先で目にしたり、家族がおいしそうに食べているのを見たりすることがとても大切ですし、しっかりと行事やイベントを経験することになります。
街でサンタさんを見ることも、おめかしした家族と新年のお参りに行くことも、節分や桃の節句の歌を耳にすることもすべて次の年につながります。
「なんとなく見たことがあるな」いう感覚を積み重ねてあげやすい『冬の行事』を小さいお子さんと一緒に楽しみましょうね。
※お子さんの年齢が小さいとまだまだ分からないことが多いかもしれませんが『冬の行事』は大人が楽しく雰囲気を作ったり、セッティングしたりして、それをお子さんにお話ししてあげやすいです。ケーキ、プレゼント、それらしい衣装、お年玉、挨拶、特徴的な飾り(おにのお面や雛飾りなど)や食べるものなど印象に残りやすい品物も多いです。さらに、毎年同じようなことの繰り返し(伝統的)なので、毎年の積み重ねがとてもよく目に見えます。
「来年はもっと一緒にできるかな~」を楽しみに、今年の『冬の行事』を楽しんでくださいね。見る、聴く、食べるなどを通して「なんとなく感じる」「なんとなく経験する」が来年の実になります。一年後が楽しみ!!
◆お出かけ場所の開拓~冬の外出でお出かけ達人に!
北風ぴーぷー、木枯らしびゅーびゅー・・・なんていう寒い冬の日は、小さいお子さんとのお出かけを控えたくなりますよね。
特に冬は咳をしている人も多いので、風邪やインフルエンザをもらってしまわないか、と心配になります。
もちろん極端な人込みや、ひどい悪天候の時は外出せずにおうちでじっくり遊ぶ方が安心ですが、散歩など屋外への外出を経験して、自分で体感温度を調節できるように鍛えていくので、お子さんの様子に応じて適切な外出をしていけると良いですね。
晴れている日の午後の早い時間帯が気温が上がっているので外出しやすいかもしれませんが、天気や時間帯と共に“寒い日でもお出かけしたくなるようなところ” “お出かけしやすいところ”をみつけてみましょう。
例えば・・・ちょっと朝は早いけれどスーパーの朝市。お買い得品がずらりと並んでいるので、お母さんが意欲満々!お母さんの意欲がお子さんのやる気を引きだして、少々寒くても元気に仲良くお出かけできるかもしれません。
それから、図書館や児童館などの公共施設。おむつ替えや授乳スペースが整っていて、安心です。スーパーもそうですが、目的の建物までの屋外散歩をふんばれば、あとは屋内ですので、寒さをしのいで過ごせますよね。お出かけする経験を積むことで「本当に必要なグッズ」「本当に役立つグッズ」を選ぶことにもつながり、親子で『外出の達人』になります。荷物を減っていくことでお子さんの成長の実感にもなりますね。
あと、いつも行っている公園をあらためて見まわしてみましょう。冬の陽だまり、風よけになるエリアなどを見つけられれば、冬でも公園遊びを楽しめます。日陰を探していた夏から陽だまりを探すようになる冬へ・・・季節は移り変わり、お子さんもきっとたくましくなっているはずです。お子さんが遊びやすくて、動きやすい「防寒スタイル」もみつかるでしょう。(厚手の上着の重ね着より、下着の重ね着の方がもこもこせず、遊びやすい。そして体温でぽかぽかの層ができやすく、あったかい!)
本格的な冬を迎える前に、『いざというときの小児科医探し』『冬の行事を楽しむ準備』『冬のお出かけ練習』を今から始めてみませんか。きっと、今年の冬は元気に楽しくぽかぽかに過ごせることでしょう。