Archive for the ‘聴こえとことば’ Category

21
12月

キャラクターを楽しもう!

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親御さんからはいろいろなことを気づかされますが、先日こんな質問を受けました。「アンパンマンのキャラクターの名前は覚えなくてはならないのでしょうか?」…

 

なないろ教室では、個別レッスンにも小グループレッスンにもアンパンマンたちは、よく登場します。お子さんに馴染みのあるキャラクターですし、♪トントンひげじいさん♪の替え歌の♪トントンアンパンマン♪もとても楽しい手遊び歌です。

でも、確かに「それって生活に必要?」 「キャラクター名を覚えさせなくちゃいけないの?」と疑問を抱く気持ちも分からなくはありません。

 

せっかく、お子さんが興味を持ったキャラクターであれば、ご家庭で楽しく、しっかりお話してあげることを大切にして欲しいと親御さんには伝えてきています。自分の好きなものであれば、いろいろな人に伝えられた方が楽しいですし、他のお子さんとの関わりが広がるきっかけにもなります。そこから言葉が広がっていく可能性は大いにありますし、キャラクター名でよく見かけるようになり、「カタカナ」に興味を持つお子さんもいます。

 

これまで関わってきたお子さんの中では、ディズニーのキャラクターをおおむね制覇したお子さんもいれば、戦隊者で「レッド」「グリーン」など英語の色名が入ったお子さん、ポケモンキャラクターを100個覚えたお子さんなどなど、見ていて何とも子どもらしい!と感激したものです。

 

その中でも、個人的には、「アンパンマン」のキャラクターは非常にすぐれものだと思っています!何しろ食べものの名前の多いこと、多いこと。主要キャラクターは、パンの種類を覚えるきっかけにもなりますし、バター(ばたこさん)・ジャム(おじさん)・(めいけん)チーズも朝食に並ぶものです。アンパンマンのキャラクターを覚えたら是非、パン屋さんに足を運んでもらいたいものです。

 

「食パンマンは食パンだから食パンマンって言うんだ~」という気づきは、言葉あそびにもつながります。「『クリスマスツリー』にいる動物と魚はなーんだ?」→「リスとマス!」とか「畑にいるのは何人(なにじん)?」→「にんじん!」…こんな言葉あそびやなぞなぞは、年中さんから年長さんにかけて健聴児が子供同士で楽しんでいくものです。

 

ご家庭でお歌を歌ったり、ご本を読んだり、一緒にテレビを見たりして、アニメやキャラクターとも、上手にお付き合いしてみてください。(ただし、テレビの見すぎには注意!ですね。)

 

興味が変わっていくこともよくあることで、私自身の経験をお話すると、息子の影響でトーマスのキャラクターは制覇していますが、トーマスはすでに卒業…いつのまにやら恐竜ブームが到来し、やっと主要の恐竜の名前を覚えたら、今度はカーズへ。今、必死に難しいカーズのキャラクターを覚えています。娘のアンパンマンブームにもお付き合い中…。子どもとの会話を楽しむために親としても必死な毎日です!

 

10
11月

季節・行事を楽しく♪

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日本には、美しい四季があります。そして、祝日、お祭りなどの季節の行事がたくさんありますね。レッスンの中では、季節のことや行事のことをたくさん扱っていきます。

 

さて、どうしてレッスンで、季節のことや行事を扱うのでしょうか…?

答えは、単純明快! たくさん、街中で目にするからです。レッスンでは、まずは興味を持ってもらうことを大切にしています。興味を持つと目にした時に、「あっ、知ってる!」という反応をお子さんがするからです。そんなお子さんの反応を親御さんは見逃さないで欲しいと思います。もちろん、お子さんが気付かなかったら、親御さんから気付かせてあげることも大切です。

 

たくさん目にする = たくさんお話してあげることができる

                            たくさんお話するきっかけを作る

 

繰り返しになりますが、レッスンで扱った内容は、ご家庭で繰り返し扱い、言葉かけをしていただくことで、お子さんが聴きなじみ、お話するようになっていきます。「季節のことや行事を扱う」ということは、そんなきっかけ作りをしている、ということなのです。

 

例えば、梅雨の時期に、お天気関連の絵本を読んだり、製作をしたりしながら、お天気への興味を広げ、ご家庭では、親子で空を見上げ、楽しくお話することを伝えていきます。それが、七夕をきっかけに夜空を見上げることにつながり、十五夜でお月さまの形の変化を見ることに発展していきます。だんだん日が暮れて暗くなるのが早くなるハロウィンの時期には、夜=暗い(まっくら)=おばけ(が出そう)=こわい、というようなことを扱っていきます。ハロウィンが終わると街中はクリスマス一色になっていきます。きれいなクリスマスのイルミネーションを見ながらお話しを楽しめますよね。

 

先日、こんな素敵な記録を親御さんが書いてくださいました。上記のことを経てきた親子の様子に、思わず頬がゆるみました。ご家庭で繰り返し扱ってくださっていること、常々、レッスンでお伝えしていることを実践してくださっていることをこの短い記録の中からしっかり読み取ることができました。

 

『病院の診察。

帰りがおそくなってしまったが、夜空の三日月を見て「ほそいね」と言ってくる。

以前は、三日月は「はんぶん」でした。

「星」や「くらいね」「こわいね~」など夜の言葉を楽しめました。

ちょっぴり遅い帰宅…ワクワク楽しそうでした。

クリスマスツリーやイルミネーションも見れました。』

 

もう1つ大切なことは、過ぎてしまったことも楽しく思い出しながらお話すること!

1年に1回しかない行事もあります。中には、新しい言葉を覚えるのが苦手な難聴児さんもいて、定着しづらい言葉もあると思います。アルバムや絵日記を片手に時々振り返ってみるのも楽しいものです。

 

○歳のとき、サンタさんに、これもらったんだよね~」

去年、おいも掘りの時、いっぱい取って、泥だらけになっちゃったよね~」

 

こんな会話を楽しんでみては? 4歳児・5歳児さんは、このような会話をつうじて、「○歳のとき」「去年」なんて言い方も覚えていくものです。

       

Special thanks: diary from M-chan mama

9
10月

ごっこ遊び

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「なないろ教室」の個別レッスンは、「言語指導」というよりは、     

① 親御さんがご家庭でどのように丁寧な関わりを持てば良いのか

② どのような言葉かけをすれば良いのか、

をお伝えする場と考えています。そのため、レッスンの中では、数多くのごっこ遊びを扱っています。あなどるなかれ、ごっこ遊び

ごっこ遊びをとおして、お子さんはさまざまなことを学びます。ごっこ遊び=おままごとになりがちですが、他にもさまざまなごっこ遊びがあるので、少しずつご紹介します。

 

①おままごと

ごっこ遊びの定番ですが、小さいお子さんから大きいお子さんまで楽しめるごっこ遊びです。

0-2歳児さん であれば、「はんぶん」「切って」と動作を言語化してあげたり、

「どうぞ」「ありがとう」とやり取りを楽しんだり

「いただきます」「おいしい」「ごちそうさま」など普段の生活で使うご挨拶を盛り込んだり

3-5歳児さん であれば、「にんじんが食べたいな」「フライパンでいためよう」など親御さんの投げかけを理解しているかを確かめる機会にもなります。

普段使っている「お皿」「お茶碗」「おはし」「スプーン」「フォーク」だけでなく、「フライパン」「まな板」「包丁」「おなべ」など道具を覚えていくきっかけにもなりますね!

 

★「おままごと」からお料理のお手伝いへ発展させていくことで、より多くの言葉かけを実体験の中で聴かせていくことができるようになります。

 

②お風呂ごっこ

お風呂ごっこは、特にお薦めしているごっこ遊びの1つです。

その理由は、補聴器や人工内耳をつけないでお風呂に入るお子さんたちが、遊びの中でお風呂に関する言葉を聴くきっかけとなるからです。

★お風呂の中で1-10まで数えること、

★洋服を着ている時にはあまり扱わない身体部位名(わき・足の裏・背中・おしりなど)

★湯船で遊びながら「浮く」「沈む」と言った言葉を獲得していきます。

★お風呂に関連する言葉「お風呂場」「湯船」「シャワー」「ひしゃく」「洗面器」「シャンプー」「あったまる」「(お湯に)つかる」「(10まで)数える」こんな言葉も、健聴児はお風呂に入りながら覚えていきます。ごっこ遊びの中で、このような言葉を丁寧に扱いながら、楽しく遊んでもらいたいと思っています。

 

≫≫≫付け足しですが、お風呂を出てから寝るまでの時間も大切にしてもらいたいと思っています。「パジャマ」「ベッド」「お布団」「まくら」「おやすみなさい」などの言葉も、抜けてしまいがちですが、お風呂後の関わりを大切にすることで、聴きなじんでいきます。≪≪≪

         

③お医者さんごっこ

小さい時から、病院に足を運ぶ回数が多いと思います。馴染みのある場でのやり取りもごっこ遊びで楽しみながらしっかりおさえていきたいものです。

★自分の症状を伝えること

≫≫≫「(頭・お腹)いたい」「お熱」「せき」「鼻水」「風邪」「気持ち悪い」「けがしちゃった」「血が出た」「あざになっちゃった」など

★口頭指示に従うこと

≫≫≫「お口をあけてください」「お腹を見せてください」「お腹を見せてください」「息をすって(とめて・吐いて)」など

★病気やけがの予防・使うもの・人や場所の名前

≫≫≫うがい・手洗い・バイキン・絆創膏(バンドエイド)・くすり・消毒・包帯・病院・ お医者さん・看護師さん・くすり屋さん(薬局)など

        

 

16
8月

絵本のすすめ (2-3歳児)

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絵本に大分慣れ親しんできた2-3歳のお子さんであっても、まだまだ繰り返しを楽しめる時期です。次は何かな?と予測しながらページをめくり、同じような言葉を繰り返しお話してあげることで、読み聞かせ時の言葉も聞きなじんでいきます。

レッスンでは、よく下記のような絵本を扱います。

 

がたんごとん がたんごとん 安西水丸さく 福音館書店

この絵本は、ミルクや果物、動物たちが「がたんごとん」とやってきた電車に「のせてくださーい」と乗せてもらうというお話です。「がたんごとん」という電車の音を繰り返し楽しんだり、「のせて」という言葉を繰り返し楽しみ、最後にお食事のシーンになるので、レッスンではままごと遊びに発展させています。乗り物が苦手な女の子にも、ままごとに馴染みがない男の子にも、楽しめる内容になっています。

かさ さしてあげるね はせがわせつこ文 にしまきかやこ絵 福音館書店   

この絵本は、梅雨の時期や雨の降った日のレッスン日によく扱います。男の子がいろいろな傘(大きいかさ・小さいかさ・長いかさ)を動物たちにさしてあげます。「かさ どうぞ (さしてあげる)」と繰り返し楽しむことやいろいろな形・大きさに関連する形容詞を楽しく扱えます。レッスンでは、雨のお着替え遊びなどに発展させています。

 

なーらんだ 三浦太郎さく こぐま社

この絵本では、「なーらんだ」という言葉に合わせていろいろなもの(あり・鳥・くれよん・車・洗濯物)がきれいに並んでいきます。絵本を読みすすめる中で、数を数えたり、「まっすぐ」「長い」「きれい」「ばらばら」「ぐちゃぐちゃ」のような言葉を繰り返し聴かせてあげることができます。最後は洗濯物を干す場面なので、レッスンでは洗濯物ごっこに発展させています。

 

これらのように、繰り返しの絵本は「あかちゃん絵本」と呼ばれているものも含まれますが、ちょっとした工夫でいろいろな遊びに発展させることができます。

 

また、2-3歳のお子さんには、少しずつ物語の導入もしていきたい時期です。その中でも「大きなかぶ」「3匹のこぶた」は、繰り返しが多いお話なので、親しみやすく、楽しめる内容になっています。役になりきって再現遊びなどにも発展しやすいお話だと思います。

           

8
8月

絵本のすすめ (0-1歳児)

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0-1歳のお子さん絵本をあまり読んだことがないお子さんに、よくお勧めするのが、きむらゆういちさんの「あかちゃんあそびえほんシリーズ」(偕成社)です。図書館や古本屋さんにもよく置いてあります。

 

★ ごあいさつあそび

★ いないいないばああそび

★ いただきますあそび

★  ひとりでうんちできるかな

★  うごくにんぎょうあそび

★  いいおへんじできるかな

★  いいこでねんねできるかな

★  シャンプーだいすき

★  はみがきあそび

 

など、いずれも生活に密着した挨拶ことばを繰り返し扱うことができます。簡単なしかけ付きで、しかけをめくるのと合わせて「いただきます」や「シー、おやすみ」などの挨拶言葉を聴かせてあげることができます。

 

よく、「ページを勝手にめくってしまいます。」というご相談を受けますが、小さいお子さんにはよく見られる行動です。小さい赤ちゃんであれば絵本をめくるのではなく、なめてしまいます。「なめる」から「ページをめくる」になったのは大きな成長です。

「絵本って楽しいな♪」「ページをめくると楽しいお話(絵)が待ってる」そんな雰囲気を大事に読み聞かせを楽しんでみてください。

ページをめくるのが大好きな時期に、お子さんがページをめくるのに合わせると全ての文字を読むことは難しいかもしれませんが、上記の絵本は、「いただきまーす」「しー、おやすみ」のような簡単な挨拶だけを繰り返しお話してあげながら、めくることを楽しむのにとても良い題材だと思います。